【獣医師口コミ】Catlog(キャットログ)の評判は?尿量測定の精度やデメリットを徹底検証

仕事に行っている間、うちの子(猫)は元気にしているだろうか?

帰宅したら吐いた跡があったけれど、いつ吐いたのか分からない…

シニア猫と暮らす飼い主さんなら、こんな不安を感じたことが一度はあるのではないでしょうか。

獣医師である私自身、多くの老猫を診察する中で「もっと早く異変に気づけていれば…」と悔しい思いを共有することが何度もありました。猫は「痛みを隠す天才」だからです。

そんな「見えない不調」を可視化してくれるのが、猫様用見守りデバイス「Catlog(キャットログ)」です。

今回は、現役獣医師である私が実際に「Catlog」を導入して感じた効果、尿量測定の精度、そして気になるデメリットまで、忖度なしで徹底レビューします。

目次

獣医師が老猫ケアに「Catlog」を導入した3つの理由

世の中には多くの見守りカメラやグッズがありますが、なぜ獣医師の私が「Catlog」を選んだのか。理由は明確に3つあります。

①「見えない多飲多尿」を暴くため

老猫の宿命とも言える「慢性腎臓病」。この病気の初期サインは、お水を飲む量がほんの少し増え、おしっこの量がほんの少し増える「多飲多尿」です。

しかし、断言します。この「ほんの少しの変化」を目視で気づくのは、プロの獣医師でも不可能です。

「最近よく水を飲む気がする」と飼い主さんが気づく頃には、腎機能の低下がかなり進行しているケースが少なくありません。Catlog(特にCatlog Board)なら、尿の量や回数を24時間自動計測し、グラフ化してくれます。「感覚」ではなく「数値」で管理できる点が、導入の最大の決め手です。

慢性腎臓病は、進行してしまうと飼い主さんに「究極の選択」を迫るほど過酷な病気です。

多くの看取りを経験した獣医師として、「元気なうちからの早期発見」がいかに重要か、痛感しています。末期の腎臓病がいかに猫ちゃんと飼い主さんを苦しめるか、その現実については以下の記事で詳しく記しています。

②「隠された不調」をスマホで知るため

「最近よく寝ているな。年をとったからかな?」 そう思っていたら、実は「関節が痛くて動けなかっただけ」ということがよくあります。

Catlog(Pendant)は、猫の行動を「食事・水・睡眠・毛づくろい・運動」などに分類して記録します。運動量が急に減ったり、逆に毛づくろいばかりしている(皮膚炎やストレスの可能性)といった変化を、外出先のスマホから確認できるのです。

③ 診察時の「客観データ」になるから

動物病院で「おしっこの回数は増えましたか?」と聞かれて、自信を持って答えられる飼い主さんは少ないです。

そんな時、Catlogのアプリ画面を獣医師に見せてください。 「先週と比べて、1日の尿量が平均20ml増えています」という客観的なデータがあれば、私たち獣医師は迷うことなく検査や治療のステップに進めます。Catlogは、愛猫の「第二のカルテ」になり得るツールなのです。

【実機レビュー】Catlog Boardの尿量測定・体重測定の精度は?

特に私が老猫ケアで重視しているのが、トイレの下に置くだけで使える「Catlog Board(キャットログボード)」です。

実際に使ってみて驚いたのは、その精度の高さです。

  • 体重測定: 50g単位で変動を記録してくれます。老猫にとって体重減少は命に関わるサイン。抱っこして体重計に乗るストレスなしに、毎日自動で測れるのは画期的です。
  • 尿量測定: かなり正確です。「排泄の回数」だけでなく「量」まで記録されるのがポイント。トイレの滞在時間も記録されるため、膀胱炎などで「トイレに行ったけど出ていない(しぶり)」状態も検知できます。

病院の緊張した状態での検査数値も大切ですが、「自宅でのリラックスした状態の毎日のデータ」には、それ以上の価値がある場合も多いのです。

正直に書きます!Catlogのデメリットと誤検知について

良いことばかり書いても嘘っぽくなるので、獣医師として気になった点、デメリットも正直にお伝えします。

月額料金(ランニングコスト)がかかる

Catlogを利用するには、デバイス本体代金とは別に、アプリの月額利用料(「猫様メンバーシップ」月額580円〜※プランによる)がかかります。

これを高いと感じるか安いと感じるかですが、私は「激安のペット保険」のようなものだと考えています。病気の発見が遅れて入院や手術になれば、数万円〜数十万円が一瞬で飛びます。月数百円で早期発見の確率が上がるなら、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

多頭飼いでの識別と誤検知

AIが猫を識別してくれますが、導入初期や体重が全く同じ猫同士の場合、たまに識別を間違えることがあります(アプリで修正可能です)。また、猫がトイレのフチに足をかけて用を足した場合など、重量センサーが正しく反応しないケースも稀にあります。

とはいえ、AIは使い続けるほど学習して賢くなります。「100%完璧な機械」ではありませんが、「人間が24時間監視する」より遥かに正確であることは間違いありません。

猫様の健康は、管理しないで記録する。【Catlog】

Catlogのネット上の良い口コミ・悪い評判

導入前にSNSなどで口コミを調査しましたが、大まかに以下のような意見が多かったです。

悪い口コミ・評判

  • 「Wi-Fi環境が不安定だとデータが飛ぶことがある」
  • 「首輪(Pendant)を嫌がって着けてくれなかった」

【獣医師の視点】 首輪が苦手な猫ちゃんは無理に着ける必要はありません。その場合は首輪なしで使える「Catlog Board(トイレ見守り)」だけ導入するのがおすすめです。老猫ケアで最も重要なのは「尿と体重」の管理だからです。

Catlog Boardはトイレの回数や量を記録してくれますが、高齢猫のトイレ環境そのものをどう整えるかも重要です。

トイレの失敗や、夜鳴きなどの「老猫介護」全般の対策については、私の実体験を交えて以下の記事でまとめています。

良い口コミ・評判

  • 「仕事中に『ご飯を食べました』と通知が来て安心できる」
  • 「グラフの変化で膀胱炎に気づき、すぐ病院に行けた」

【獣医師の視点】 やはり「安心感」と「早期発見」に関する高評価が圧倒的です。特に留守番が多いご家庭では、心の安定剤になっているようです。

【結論】Catlogはこんな飼い主さん・猫ちゃんにおすすめ

ここまでの特徴を踏まえると、Catlogは以下のような方には必須級のデバイスです。

  • 日中仕事で家を空ける時間が長い方(独身・共働き)
  • 7歳以上のシニア猫と暮らしている方
  • 「なんとなく」ではなく「数値」で健康管理をしたい方
  • 過去に愛猫の病気の発見が遅れて後悔したことがある方

逆に、「24時間常に家にいて、猫のトイレを毎回目視でチェックできる」という方には必要ないかもしれません。

Catlogをお得に始める方法

愛猫と過ごせる時間は、私たちが思っているよりもずっと短いです。

「あの時、もっと早く気づいてあげていれば」

そんな後悔を一つでも減らすために、テクノロジーの力を借りてみてください。獣医師として、自信を持っておすすめできるアイテムです。

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この記事を書いた人

40代の獣医師です。現在は企業で品質コンプライアンス(法令遵守)の責任者を務める傍ら、自宅で17歳になる愛猫(雌)の現役介護に奮闘しています。

「獣医学的な正論」だけでは解決できない、シニア猫との暮らしのリアル。専門知識を日々の生活にどう落とし込むか、そして飼い主としてどう心を守るか。

コンプラ担当らしい「論理性・誠実さ」と、飼い主としての「温かさ」を大切に、愛猫との時間が少しでも穏やかになる情報を発信しています。

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